今年の5枚
2017年最終日。
勝手に決める今年の5枚のお話。
【選ぶ上での基準】
・アルバムもしくはミニアルバム
・2017年発売(収録曲の個々の発売年は問わない)
・邦楽、洋楽は問わない。
・ この5枚の中での順位はありません。
① Hi-STANDARD / The Gift
選ぶ上での基準の中で「順位はありません」と書いたけれど、やはりこのアルバムが2017年のNo .1の作品。
長いこと待った。
どうせ帰ってこないと思ってた。
2011年に帰ってきてくれて、AIR JAMもやってくれて、POWER STOCKにもライブやりにきてくれて3人で演奏している姿を目の当たりにしても、どうせまた喧嘩して、活動を休止すると思ってた。
本当の意味で帰ってきてくれる日なんて来ないと思ってなかった。
でも、本当に帰ってきてくれた。
「The Gift」がYouTubeにアップされた日、職場の自分の席で見て、恥ずかしげもなく泣いた。
待ちに待った発売日、フルで聴いて、一人で騒いで、泣いた。
ツアーでもアルバム収録の新曲たち、休止前の曲たちを聴いて、泣いた。
ずっと喧嘩してたなんて思えないくらい、綺麗に一つになる3人の音。
タイトル通り、最高の「ギフト」をもらった。
今後の活動が本当に楽しみでならない。
②Cocco / 20周年記念 Special Live at 日本武道館 2days ~一の巻×二の巻~
高校生の時に「ブーゲンビリア」というアルバムと出会ってから、ずっと彼女の音楽を聴いているのだけど、今回のライブ盤で聴く「やわらかな傷跡」は「ブーゲンビリア」当時とは全然違う。
Coccoの声がものすごく強くなっている。
「やわらかな傷跡」だけではなく、どの曲も「強く生きるために歌う」をそんなメッセージを(勝手に)感じてしまう強さがある。
個人的なハイライトは「風化風葬」「もくまおう」。
どちらの曲もやっとこの歌詞を心の底から自信を持って歌えるようになったのではないかと思う。
そんな彼女の変化を体感できることにとても大きな意味のある傑作。
③eastern youth / SONGentoJIYU
イースタンユースに関しては、書くことがない。
メンバーが変わろうが何があろうが毎回名作を作ってくれて、最高のライブをやりにツアーを回ってくれる。
早くまたライブが観たい。
④乃木坂46 / 生まれてから初めて見た夢
年間のベストアルバム5枚にアイドルのアルバムを選ぶだなんて、「 ロック、パンク以外は音楽じゃねぇ」て思っていた高校・大学時代の僕が知ったらびっくりするだろうな。
歳は取ったけど、今もロックやパンクが好きな僕が、本当に良いアーティストだと感じてハマってしまったのが、この乃木坂46です。
本当に素晴らしい曲が多いのだけれど、その中でも、1枚目のアルバムに「僕がいる場所」、2枚目のアルバムに「きっかけ」という個人的な名曲が存在した。
今回も「設定温度」という個人的な大名曲が入っていた。
ちなみに、この「個人的な名曲」の選考基準は、バンドでカバーしてみたい曲です。
要はこのアルバムを、僕はロックアルバムとして捉えています。
昔の僕のように「〇〇以外は音楽じゃない」みたいな考え方を持って、音楽の食わず嫌いをしている方がいたら、ぜひ聴いてみてほしい一枚です。
「設定温度」のMVがなかったので、名曲「サヨナラの意味」のMVをば。
⑤竹原ピストル / PEACE OUT
まさかこんなに売れるとは夢にも思わなかった。
オッサンが唾飛ばして汗飛ばして熱い言葉をがなっているのだ。
かっこいいお兄さん達がみんなで楽しめるダンスを踊ったり、綺麗な女の子達がみんなで歌える歌を歌ったり、そんな小綺麗な楽曲たちが流行ってる時代に、こんな売れるなんて微塵も思わなかった。
でも売れた。いや、当たり前か。
本当に心にグサッと刺さる楽曲ばかりのアルバムだ。
前作、前々作は名曲は多いが弾き語りではなく、いろいろ付け加えられたアレンジが竹原ピストルの良さを少し削ってしまっていた印象だった。
今回は弾き語りの曲がきっちり収められていて、彼の声を、魅力を十二分に伝えられる作品になっていると思う。
もうドンドン売れて行ってほしい。
たくさんの人に声を届けてほしい。
でも、小さい箱でのドサ回りは続けてほしいな。
と言うことで、5枚を必死に考えて、拙い表現力で書いていたら、2017年があと1時間になっていた。
来年もたくさん良い音楽に出会いたいなぁ。
たくさん聴いていきたいと思います。